小説を読むことで大人として魅力が高まります。

物事を深く考えることができたり、相手の気持ちがわかりやすくなったり大人の女性としての品性を高めていきましょう!

大人女子にオススメしたい恋愛系からミステリーまで幅広く紹介していきます!

<ミステリー>

アンダーグラウンド

村上春樹さんのアンダーグラウンドです。

ノンフィクション作品で1995年に起きた阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の詳細がまとめられています。

村上春樹さんの読みやすい書き方や伝え方は多くの人の心を捉えています。

村上春樹シリーズは、大人の女性として1冊は読んでおくことをおすすめします。

この本は地下鉄サリン事件にあった被害者、62名に対して心情を語ってもらったインタビュー集です。

被害者側の気持ちをなかなか知ることが難しいですが、衝撃的な真実も隠さず綴ってあります。

実際に日本で起こった事件ですので、ぜひ読んでみて下さい。

<サスペンス>

黒革の手帖

どこかリアルな大人のやりとりを描いた松本清張シリーズ。

まるで本当に存在するかのような登場人物やストーリーが臨場感満載です。

銀行に勤めていた女性が7500万円を横領したところから始まります。

彼女は銀座にクラブを開いてママに。

そんな中、次々と紳士たちの弱みを握りお金を巻き上げていきます!主人公はかなりの悪女ですが、その手段は痛快なものがあります。

タイトルにある通り彼女が持っている黒革の手帖に次々と皆の秘密が書き込まれていくのです。

美しい夜の世界のドロドロした裏側を描いた、引き込まれるような作品です。ラストは衝撃の展開で少し悔しくなっちゃうかも…!

上巻下巻の2冊で構成されています。

火の粉

読み始めたら最後まで止まらなくなるほど引き込まれる作品です。

裁判長である男性が、殺人の容疑がかかった男を証拠不十分で無罪にしました。証拠がなかっただけでです。

その男は釈放された後、自分を無罪にしてくれた裁判官一家の隣に引っ越してきました。ニコニコと笑顔で自分の家族や孫と仲良くしてくる男。

裁判長の男性は複雑な気持ちになります。その男は、裁判官だった彼を慕いながら、だんだんと家の中に上がり込み、まるで家族の一員のように振る舞い始めます。

介護中の祖母の突然の死、不審に思った知り合いも行方不明に…。

次々と起こるとサスペンスにドキドキが止まりません!人の心情をわかりやすく書いてあり、登場人物が目の前で話しているようなリアル感を味わえます。

読み終わった後、題名の火の粉の意味を痛いほど感じます!

<恋愛>

君の膵臓をたべたい

映画で大ヒットし、75万部突破のベストセラーとなった「君の膵臓を食べたい」。

恋愛小説のジャンルですが、恋愛を超えた愛おしさを感じることができます。人とのつながりが大切に思える小説です。

心の優しさや命のあり方など、感動的な描写もたくさん出てきます。

読み終わった後は素晴らしい時間に心がスッキリしているかもしれません。

愛の形にはいろいろなものがあるのだなと思える1冊です!

おいしいコーヒーのいれ方シリーズ

純愛小説で特にオススメしたいのか村山由佳さんが書いているおいしいコーヒーの入れ方シリーズです。

恋をした人が5歳年上のいとこだった。物語はそこから始まります。

現在8巻まで出ており、ゆっくりと進んでいます。書き方に癖がなくすらすらと読みやすいストーリーです。

年上の人に恋をしている人はなおさら共感するところも多いと思います。

まっすぐでピュアな2人を応援したくなる小説です。

登場人物の気持ちが丁寧に書いてあるので、思わず心に刺さるセリフも多いと思います。

<ヒューマン>

しゃぼん玉

映画化された泣ける小説シャボン玉です。

通り魔でひったくりを繰り返す青年。警察から逃げながらトラックのジャックすることに成功します。

しかし逃走の疲れから居眠りをしてしまい、運転手に山村に捨てられてしまいます。

右も左もわからない彼を村の人たちは優しく温かく受け入れます。名前さえ聞きません。

あるおばあちゃんの孫として生活していくうちに、だんだんと人としての人間らしい自分を取り戻していくお話です。

自分の人生は、すぐ割れるシャボン玉のようなものだと思っていた彼は決してそうではないことに気づきます。

人の温かさに触れて、罪を悔い改める姿に思わず涙が出る作品です。

今日も一日きみを見てた

アメリカンショートヘアのトトちゃんに焦点を当てた小説です。

ほのぼのとした猫の行動は読んでいるだけで疲れも癒されます!

思わず笑っちゃうような猫の習性なども丁寧に描かれています。

疲れたり落ち込んだりしている人にぜひ手に取って欲しい作品です。

途中に何枚か写真も載っているので、猫好きさんには嬉しいかも!

コンビニ人間

第155回芥川賞受賞作品です。現代社会を鋭く反映させながらも、コンビニで働く主人公という読みやすいテーマで描かれています。

36歳・未婚の女性が主人公です。彼女は、コンビニでしかうまく働けません。

しかしコンビニ店員になると優秀な人材に。自分はコンビニで働くために生まれてきたのだと言うほど、マニュアル化された生き方を敬愛しています。

ですが、友人と集まれば「彼氏は?結婚は?」など彼女が求めていないことを聞かれ、生きづらさを感じています。

みんなの普通と彼女の普通は違うもの。

こう聞かれたらこう答えればいい、と周りが普通に思う答えを暗記し、必死に合わせようと奮闘しています。

「普通とは?」についてかなり考えさせられる作品です。最後はスカッとする結末です。